私とボードゲームの出会い
ボードゲームを知ったのはいつからだろう。
(小説風に)
時は小学校まで遡る。
その時、友達であった光春君(ミツハル。仮名)と私は、
田舎の一本道の坂で自転車を漕いでいた。
夏休み。少年たちの夏休み。
セミの声を聞きながら森を駆け上り、
僕たちはある一軒の家へとたどり着いた。
それもまた当時友達であった渓河君(ケイガ。仮名)の家である。
彼の家に置いてあったのが、
そう。ボードゲームであった。
僕たちは遊んだ。
川のせせらぎの中、鳥のさえずりの中、風に揺れる木々の中、
僕たちは紙や木で作られたゲームに夢中になって遊んでいた。
森に見守られながら。
ゲームのタイトルは今ではもうほとんど忘れてしまったが、
温もりと楽しさはいつまでも忘れていない。
同じ空間を共有する。
その中には決して仲間はずれはいない。
実はこの渓河くんも、偶然か必然か、
こうして振り返ると、
あの時の些細な体験が私たちの未来を変えていた。
少年たちはいま、
あの頃より大きな盤上で戦っている。
少年たちは考える。これからも。
そして森はいつまでも見守ってくれている。
あとがき:今回はすごくかっこつけました。でもあの時の体験がなかったら今頃どうなっているのか考えるととても怖いですね。熊本大学にも大分大学にもボドゲサークルは無かったということですから。小さい頃にボドゲで遊ぶことは論理的思考力とか交渉力とか鍛えられてとってもいいのではないでしょうか。僕が今作ってるゲームは価値交換の原理を学ぶためにもぜひ使って欲しいというコンセプトが含まれています。
まあ何事も楽しいのが一番です。制作、サークル運営、頑張るぞー。